糸島に住む、移住者とジモトの人々の
生の声をお届けします。

アクセサリー作家ほか

古橋奈央さん 移住者

晴れた日は近所で出た廃材や薪などを利用してロケットストーブで料理をしたり山の湧き水を汲みに行ったり、無理なく自然に寄り添った自分サイズの暮らしを糸島で実践中。 薬草を使ったクリームや化粧水などの自然お手当ワークショップを開いたり、各地でカフェやアクセサリー出店などして暮らしている。

糸島では無理なく自然に寄り添う暮らしができます

移住者インタビュー

糸島への移住を決意したきっかけは何でしたか?

以前は東京の町田市に住んでいました。
フリーランスでアクセサリーの制作や写真撮影のスタイリングの仕事をしていましたが、2008年に娘が産まれてからは育児に専念していました。
そして2011年の東日本大震災と原発事故が起こりました。
その時、私が強く感じたのは「ごめんなさい」という気持ち。

自然や地球のことを考えていたつもりだったけれど、実際は水や空気を汚す暮らしをしていたことに気づいたんです。
子供が安心して生きていける環境を守るためにも、これからは水や空気を出来るだけ汚さずちゃんと自然に還せる生き方をしようと思いました。

移住の決意から実際に移住するまで、どんな行動をしましたか?

2011年3月11日の東日本大震災から4日後の3月15日の朝、当時2歳の娘と夫と私とネコ、バックパックに詰めるだけの生活用品と食材を持って西への移動を始めました。行動が早いですか(笑)?でも、もう東京にはしばらく戻らないと感じていました。同じ思いの知人らも合流して、10人?くらいでまるでキャラバンみたいに移動して。岐阜や京都を経て福岡にやってきました。
福岡に来て、私は初めて暮らしのイメージがわきました。福岡は街と自然が近くて、切り離されていない感じがしたんですね。福岡では知り合いの部屋を借りることができて、一緒に移動した皆で共同生活。みんな東京を離れるときに仕事を辞めたので仕事を探しました。その後、私たちは福岡市内を転々としながら、夫の知人が糸島の家を貸してくれることになって、引越しました。東京を離れた翌年の冬でした。

しかし私は糸島での暮らしよりも、もっとストイックに、自然に即した暮らしを試してみたかったんです。
それで2013年2月に娘と2人で、軽自動車1台分の荷物を持って、広島県の山奥へ移住しました。そこでの暮らしは自給自足に近いものでした。水は湧き水を利用し、畑を作り、薪を割って燃料にしてお風呂も沸かしました。電気代は月400円弱ですね。
それでも人間って必要なものだけで十分暮らしていけるなと思いました。「足るを知る」生活でしたね。
ただ日常的な生活をするだけで精一杯でもありました。それで娘と話し合った結果、小学校への入学も考えて、2014年の夏に糸島に戻ってきました。

糸島ではどんな生活をしているのですか?

糸島に戻ってきた理由は、糸島なら広島で得た自然に寄り添う暮らしと、現代的で便利な暮らしが無理なく、バランスよく両立できそうだと思ったから。
今はなるべく自然に循環できる暮らし方をしています。例えば自然に分解される素材の洗剤や石けんを作って使ったり、薪ストーブで暖を取ったり料理をしたり。冷蔵庫は夏しか使わないし、洗濯物もまとめて洗うのは週1〜2回だけ。
だけど無理はしません。必要な時は電気やガスに頼ることもあります。普段薪などを使っていると火の管理も一苦労なので、スイッチひとつで電気やガスが動くのってスゴイって思います(笑)誰かが整備してくれているおかげだな〜、と素直に感謝の気持ちがわいてきますね。だから電気代やガス代も、イヤイヤでなく気持ちよく支払うことができていますね。

糸島でのお仕事や収支のバランスはどうでしょうか?

仕事は今までやってきたこと全部を仕事にしています。
もともとしていたアクセサリーの制作やマルシェで出店販売したり、ワークショップを開いたり、ライズアップケヤに滞在するお客様のアテンドのアルバイトしたり…。いろいろやってます。
ただ収入額は東京にいたときの三分の一くらい。でも娘と2人で1ヶ月間生活していくには丁度いい程度です。
買い物も東京時代とだいぶ変わりました。糸島にいると、お金をあまり使わなくても工夫次第で十分暮らしていけてます。
近頃は糸島在住で自然や環境に関心の高い友人たちとマルシェを開いたりしています。
そこではお互いが手作りしたものや不用品を物々交換するんです。無農薬野菜や手作りのおやつに天然酵母パン、自家製調味料や家で使わなくなった子供服や小物などなど。。。
いろいろあるでしょ?
必要な物を、必要な人の元へ。。

糸島での暮らしで戸惑ったことや困ったことは?

困ったこと………うちは海に近いのもあって、風が強いことですかね…?ベランダの屋根がよく飛んでいきます。よく困ることってそれくらいでしょうか。。笑
あ、近所の方の人付き合いの距離の近さには、引っ越した当初少し戸惑ったかな。東京では隣に住んでいる人にもあまり関わりがなかったのですが
糸島では「昨日遅かったねえ?」などと声を掛けられる。娘と二人で暮らしていることもあって、気にかけてくれていたんですね。人と人との距離が近いんです。今はもうその距離にも慣れて、地域の行事や子ども会の行事にも無理せず参加させてもらっています。

今後、糸島でやっていきたいことは何ですか?

家の近所で畑を作って出来ることなら田んぼもやっていきたいです。娘が生まれてから移動を繰り返してて、じっくり腰を据えた暮らしをしていないんです。
だから一つの地に足をつけて暮らすチャレンジ中です。そのためにも田畑など、自分が必要なものを作っていきたいですね。
こんなふうに考えるようになったのも、糸島はなんとなく戻ってくる場所という感じがしてて。私はもともと糸島を目指して移住してきたわけではなかったんですが、糸島には山もあるし海もある。自然に寄り添った暮らしもできるし、現代的な利便性もある。無理なく、我慢することなく、自分サイズの暮らしができるんです。だからじっくりと一つの場にいることで得られる暮らしを糸島で築いていきたいと思っています。

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移住者Timeline

将来のこと

糸島は自分の戻ってくる場所だと感じています。移動ばかりのこの5年でしたが、これからしばらくは糸島の地で色々チャレンジしていきたいです。
そして娘がここでの生活を通して、どう成長していくのかが楽しみです。

ボイス糸島とは?

糸島に移住してきた人と地元の人々の生の声をお届けします。
移住までのプロセスや体験談を通じて、あなたの移住の参考になる声を届けていきます。

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糸島市は、総務省が実施している「ふるさとテレワーク推進事業」の実証地域として選定されました。糸島市を中心とする糸島コンソーシアムは、都市と自然が共存するここ糸島市で「糸島スタイル」というプロジェクトを実施しています。

※コンソーシアムメンバー:糸島市、一般社団法人日本テレワーク協会、九州大学、株式会社西日本新聞社、ランサーズ株式会社

ふるさとテレワークとは、地域(ふるさと)で暮らしながらICTを活用して東京など都市部の仕事をする新しい働き方。
糸島コンソーシアムでは、従来のICTを活用した都市部の企業のテレワークに加えて、クラウドソーシングにより移住者希望者の糸島市への移住を応援するとともに、地域の皆様にクラウドソーシングの利用を提案してまいります。
>ふるさとテレワークについての参照

総務省ふるさとテレワーク推進事業『糸島スタイル』実行委員会

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