糸島に住む、移住者とジモトの人々の
生の声をお届けします。

ドライフード製造販売

中村美和さん 地元

糸島(海側)で生まれ育つ。
OL時代、オリーブオイルテイスターの資格を取得。地元で食のイベントの手伝いをしていく中で、糸島の農産物にこだわったドライフードの製造販売を思い立ち独立。
季節のドライフード製造と、ドライフードとオリーブオイルの組み合わせの試作品作りに奮闘中。
110west.inc [Facebookページ]

『糸島はこういうところだから、ちゃんとわかった上で来てね』と言いたいです

地元インタビュー

もともと糸島のご出身なんですか?

はい。小学校、中学校、高校まで全部糸島市内です。このあたりの人は皆同じコースで育っていきますね。
高校を卒業してからは、福岡市内の専門学校に通い、福岡市で就職しました。2015年の3月に前職を退職して、11月からそれまで徐々に準備していたドライフルーツの製造販売を始めました。
地元の親戚たちがお祭りやイベントで鯛めしやサザエのつぼ焼きを作って売っているのを手伝うことがよくありまして。そんな中で、自分で地元で何かできないか、と考えたのがドライフルーツです。
商品はここ、ライズアップケヤと糸島市の産直市場・伊都菜彩イタリア会館・福岡パームビーチ MARKET23で売っていますよ。

糸島はここ最近東京でもよく知られるようになってきました。いつ頃からこんな感じになってきたんでしょうか?

そうですね、やっぱりサンセットライブからじゃないでしょうか(1993年から開催、2001年頃からメジャー化)。市外から人がたくさん来るようになったきっかけは、サンセットが開催地を芥屋に移してからだと思います。

その頃から、海岸沿いに洒落たお店がたくさんできるようになってきた。それまでは何にもなかったのにね(笑)。ですから、ここ10年くらいでしょうか。
私はほんとうに糸島で生まれ育ってますから、ごく普通に地元が好きという意識です。海もあるし山もある、ただ不便だと思っていました。
やっぱりこういう土地の出身だから、都会には憧れます。都会に出たいという気持ちが大きかったですね、若いころは。
だから、移住してくる皆さんが『糸島に住みたい!』って熱く語ってくださるのが最初はわからなかった(笑)。いいところなのは間違いないので、遊びに来るならわかるんですけど……。
最近は糸島の地元の若い人たちもいろいろと頑張りはじめているので、移住してくる人たちとうまく連携取ってやっていければいいと思いますね。

糸島の、どういうところが好きですか?

そうですね、あまり具体的に考えることはないんですけど、やっぱりいると落ち着くことができるところですね。
私は他所から帰ってきて芥屋のゴルフクラブのあたりを通ると、すごく落ち着くんです。これは地元出身だからだとは思いますけどね。

そうそう、空気が違う気がします。あとは海が見える。糸島は広いから、『山が地元』という人もいますし、『海が地元』という人もいます。 私は完全に『海』派ですね。海が見える幸せって、当たり前に思えるけど他所の人にとっては当たり前じゃない。白い砂に緑の松、そして青い海。昔飼っていた犬の散歩に行くだけで幸せを感じていました。これは都会にはない良さだと思いますね。

それと、移住してきた方に聞く糸島の良さといえば、食べ物のおいしさ。野菜に鶏肉や卵、豚肉や糸島牛がありますね。おいしいのは当たり前だと思ってましたけど、外から来た人に言われると改めて気づきます。
あ、そうだ魚も!これも当たり前すぎて出てきませんでした(笑)。志摩の四季(糸島市志摩の漁協直売所)に売っているお魚も、東京ではありえない安さと大きさ、おいしさですけど、それが当たり前になってるから気がつかない。
小さい頃は今よりもっとお魚も豊富にあって、さざえもいくらでもあったんです。子供の頃はなにかというと食卓にさざえが出てきて、私はとうとう『もういらない』って言い出しちゃって。すごく贅沢なことなんですけど、それがどれだけありがたいことかは大人になってから知りました。

自分が置かれている環境の良さって、自分では気づかないものですね。
自分にとっての当たり前が、他の人にとってそうではない、ってことです。私には普通でも、他所の人には価値がある。こういうことに気づいたので、ドライフルーツは素材から加工まで全部糸島産にこだわることにしました。

糸島に移住してきた人との交流はありますか?

これまで福岡市内で働いていたので、実はまだあまりないんです。今年になってから何人か、という感じですね。
これから移住してきた人と関わって、コミュニケーションをとって、たくさん友達になれればと思っています。

そうそう、移住してきた人たちのことで気になるのが、『移住してきて失敗だった』と思ってしまう人がいるんじゃないかということ。
地元糸島のことは好きですから、それだけに失望してほしくはないですね。『思ったより不便だった』とか、困っていてほしくないという気はします。
『糸島はこういうところだから、ちゃんとわかった上で来てね』と言いたい。それぞれ皆さんの人生ですから、後悔はしてほしくない。

特に、交通機関の便が悪い旧志摩町なんかは、お年寄りが住むには難しいところだと思うんですよ。買い物も病院も近所にすぐあるわけじゃないし、来てもらうのは本当に嬉しいんですけどね。このあたりだと、おばあちゃん同士で車に乗り合って買い物に出かけたりもしていますね。まあ、住む人が増えてくればもうちょっと交通インフラもよくなってくるんでしょうけど。
いいところも悪いところもしっかり見た上で、移住するようにしていただければと思いますね。『移住してよかった!』という声はたくさん聞こえますけど、ネガティブな話はあまりありませんからね。

移住してくる人に期待することはありますか?

田舎は人が少ない分、ひとりひとりのことをよく見られます。存在感があるというか、悪く言えば都会と比べるとプライベートが少なくなる面はあります。
よく田舎である、『玄関のドアノブに、近所の人が作った野菜がぶらさげてある』というもの、よく考えればこちらの住居近くに勝手に入っているということでもありますからね。
その距離感の違いに順応できるかどうか。『雨が降ってたから洗濯物入れといたよ!』って言われても困らないか、どうか。こういう人と人との間の距離感は、世代によっても違いますから。 近所だったら、特に関係がなくても挨拶もされますし、そういうことを窮屈だと感じない人がいいですね。
とはいえ、逆にこちらの地元の人でも一枚壁を作って接してくる人もいます。そこでできるだけ挨拶をするようにしておくと、『あの人は東京から来よんしゃーって聞いたけど、いい人そうやね』という具合に近所でも良い評判が広がります。

移住してきたい人に、アドバイスをお願いします。

いい地域だと思います。でも、合うかどうかはその人次第。
ですから、しっかり調べて『これなら大丈夫』と思ってから引っ越してくるようにしてほしいですね。
せっかく来てくれたのに、『やっぱりダメだった』と出て行かれちゃうのは、すごくさびしいですから。納得して来てほしいと思います。

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地元Timeline

将来のこと

さらなるスキルアップの為にオリーブオイルソムリエの資格を取りたいと思っています。
糸島ではオリーブの木を植えている方が増えているので、その糸島産オリーブオイルの評価とアピールに役立てたいなと思っています。

ボイス糸島とは?

糸島に移住してきた人と地元の人々の生の声をお届けします。
移住までのプロセスや体験談を通じて、あなたの移住の参考になる声を届けていきます。

ふるさとテレワークについて

糸島市は、総務省が実施している「ふるさとテレワーク推進事業」の実証地域として選定されました。糸島市を中心とする糸島コンソーシアムは、都市と自然が共存するここ糸島市で「糸島スタイル」というプロジェクトを実施しています。

※コンソーシアムメンバー:糸島市、一般社団法人日本テレワーク協会、九州大学、株式会社西日本新聞社、ランサーズ株式会社

ふるさとテレワークとは、地域(ふるさと)で暮らしながらICTを活用して東京など都市部の仕事をする新しい働き方。
糸島コンソーシアムでは、従来のICTを活用した都市部の企業のテレワークに加えて、クラウドソーシングにより移住者希望者の糸島市への移住を応援するとともに、地域の皆様にクラウドソーシングの利用を提案してまいります。
>ふるさとテレワークについての参照

総務省ふるさとテレワーク推進事業『糸島スタイル』実行委員会

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