糸島に住む、移住者とジモトの人々の
生の声をお届けします。

フリーランス/ランサーズ株式会社

福島良治さん 移住者

新卒入社後10年以上勤めていた楽天株式会社を移住を機に独立。
ネット通販のコンサルティングと「美味しくて安全」をテーマとした食品の小売り&卸を行う。
ランサーズ株式会社にも籍を置き、クラウドソーシングを通して糸島を盛り上げるべく活動中。

今は電話とパソコンがあればできる仕事はたくさんあります

移住者インタビュー

糸島に移住される前の様子と移住のきっかけについて教えてください

出身は横浜で、移住前は東京に住んでいました。糸島に移住してきたのは2015年3月です。
もともと、子供を育てるには自然あふれる環境がいいと思っていました。
そこに2011年の東日本大震災が起きて……。このまま東京や横浜で子育てをしていっていいのだろうかと思うようになりました。最初は自分一人で考えていたのですが、妻も同じ意見だということがわかって。これが2012年の9月頃でしたが、この頃から真剣に検討するようになりました。
東京から地方に移住した人に話を聞いたり、インターネット上で皆さんはどのようなところに移住していったのかを調べたり、情報収集から始めました。
でも、やっぱり自分の目で見てみたいと思うようになりまして。それで2012年の10月、連休を利用して実際に見に行ったんです。それから、タイムスケジュールも含めて具体的に考えるようになりましたね。

糸島はどのようにして知られたのですか?

最初に見に行ったのは岡山。それと、自分が子供の頃に住んでいた神戸。それと福岡でした。
当初は福岡市内を考えていましたが、ちょっと範囲を広げて福岡市に隣接している自治体も考慮にいれるようになって、そこで出てきたのが糸島でした。
それまで福岡には、仕事で出張に来たことはありましたが、血縁関係などのご縁はまったくありませんでした。福岡は確かに東京からの距離は遠いですが、空港までの距離の近さから距離感覚としてはそこまで遠くない印象ですね。
福岡―羽田を考えると、福岡より東の都市でも場所によっては東京からはより遠い、ということになるかもしれません。それだけ、福岡空港は便利なんですよね。それに、今は電話とパソコンがあればできる仕事はたくさんあります。僕の仕事もそういう仕事もあるんですが、これなら全国どこにいても困らないですね

移住したいという方からよく出る不安に「仕事はあるのだろうか」というものがあります。福島さんはそこはどう対処されましたか?

僕は仕事を探してから移住してきたわけではないんです。
前職のIT系企業には10年近く勤めていました。移住を考え始めた時期には地方での転職先も探しましたが、なかなかよい会社に巡り会えなくて。
もともと自営で仕事をしたいとはずっと思っていてたのでこのタイミングで独立しました。
東京で一年仕事をして、それから移住したという経緯です。福岡で仕事相手やお客さんを探して来たというわけではないですね。
僕らの家族は仕事の面では恵まれていて、妻は正社員として働いているんですが、福岡支社に転勤させてもらうことができたんですね。これはとてもありがたいことでした。不安はありましたが、頑張るだけ頑張ってどうしてようもなければ、次の道を考えればいい。そういうスタンスで臨んでいます。
まあ、僕本人としては福岡に移住して仕事がどうなるか、というよりも独立して自営になる方の不安が大きかったですね。

現在の仕事は、元職を生かしてeコマースのコンサルティングを行っています。これが中心で、さらに長崎県壱岐の島の野菜を買いつけて東京のレストランに卸したりしています。
それと、ランサーズのお手伝いとして糸島に移住されてくる方のお仕事についてご紹介できるようにしています。

移住者の不安として、もうひとつ「地元のコミュニティに入れるかどうかが怖い」というのがあります。福島さんはいかがですか?

確かに、僕も移住の前に調べたのですが、移住先で人間関係がうまく行かずに再度引っ越さざるを得なかった人もいますね。
僕が引っ越した地域は、糸島の中でも外部から来た人が多い地域です。ですから、そこまで地元のコミュニティのディープさには触れてはいません。
僕がラッキーだと思っているのは、家族に小さな子供がいること。子供を通じて、地域や学校のコミュニティに参加することができますから。子供を連れていると地域の方からよく声をかけていただきますし、小学校の運動会などのイベントは地域と合同で行われてたりするんです。
あとは『おやじの会』という保護者のコミュニティもありますから、それを通じて地元の方とも知り合いになっています。
それと、最近は九州大学の坂口光一先生の『ジモト学※』に参加させていただき、移住に絡む問題、課題について考えるとともに、より地域に一歩踏み込んだ交流もさせていただいています。いろいろな人達と知り合いになれて、とても楽しいですよ。

※地元の人びとと移住者が糸島で共に生きていく喜び(よき人生)を実現していくための、実践的な学びと交わりの場。

糸島に引っ越して来られて。感想はいかがですか?

僕は移住を考えたのは子育てのためでしたが、その意味では糸島は全てが良いですね。
もともと僕が食べることが好きなのですが、東京に住んでいた頃は子供に食べさせるものについて不安を感じていました。
もし子供に良くないものを食べさせてしまっていたら、これは取り返しがつかない後悔になってしまう。そういう不安は、糸島に来れば感じる必要はないですよね。糸島は海の幸、山の幸全部そろっていて、空気もおいしい。自然もとても豊かです。
そのような食の安全に加えて、「子供が自然を通していろいろなことを学ぶ機会が得られたこと」が良かったと思っています。
海、川、山、田畑すべてが身近にあって、泥だらけになって遊んだり、生き物に直接触れたり、四季の移り変わりがダイレクトに感じられたり。これは移住せずそのまま東京神奈川に住んでいたらここまでは得られなかったことだと思うんですよね。もちろん放射能の影響を危惧しているので機会があっても手放しで遊ばせられなかったということもありますが。

糸島は海辺が有名で、おしゃれなカフェもあってメディアにもそういう取り上げられ方をします。でも僕は、こちらに移り住んでみて田んぼの美しさに気がついたんですよ。春なら田植えが済んで水がはられた水田に映える朝日の美しさ。夏には青々とした葉がそよぎますし、秋になると実りを迎えて頭を下げる稲穂が見られます。

それと、すごく人がいいのにも驚きましたね。自分たちも幸せだし、そういう人たちの中で子供が育つというのもうれしいですね。……あんまり東京に帰りたくない(笑)
実家は向こうなので年末年始は帰りますし、仕事で行き来もしますけど、向こうに着いても早く糸島に帰りたいという気持ちになっています。

生活も便利ですね。糸島の自宅のすぐ近くに、天神・博多駅直通のバスの停留所がありますし、スーパーも夜遅くまでやっているところがあります。病院もたくさんあるし、しかも東京に比べれば混み合わない。
それと、意外なことに思ったほど関東にいる友達と疎遠にならない。ネット経由で連絡を取り続けられるというのもありますが、みんな結構遊びに来てくれるんですよね。毎月誰かしら遊びに来る。
あとは、実家に泊まる回数が増えました。これは関東にいた時よりもずっと増えたので、祖母や母親からは当たり前のように『来月はいつくるの?』って聞かれたりもしますね(笑)

これから移住したい、という方にアドバイスをお願いします。

下見には必ず行った方が良いと思います。やはり移住してから『思っていたのと違う』という意見もありますから。
インターネットや雑誌で得られる情報と、自分の目や耳で体感する情報は確実に違いますから。一度見に来て、自分の頭でしっかり考えて決めてください。周りがいいって言うから行く、ではうまくいかないと思います。
時々『移住に失敗した』という表現を見ることがあります。でも僕は、それはその時点では失敗だと思っているかもしれませんが、成功だと思えるところまで到達できれば、それは失敗ではないと思うんです。
移住してきてみて『ちょっと違う』と思ったとしてら、その中でなんとかうまくやろうとトライしてみて、それでもうまくいかない場合はそれを糧にして次のステップを踏めばいいじゃないですか。そうすれば、それはマイナスにはならない。あきらめずに、前を向いて続けていって欲しいと思いますね。

移住するとこれまでに経験していなかったいろいろな事が起こりますが、移住先で起きる新たなことを「発見」として捉えて楽しめると移住生活が楽しめると思います。

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移住者Timeline

将来のこと

今後はよりジモトにふみ込んでいって、人々やこの地ともっとお近づきになりたいです。
そして「移住者の自分だからできること」で地域に貢献できたらいいなと思っています。
あとは、今は賃貸アパート住まいなので、家庭菜園ができて、糸島の自然をより満喫できるお家が欲しいです♪

ボイス糸島とは?

糸島に移住してきた人と地元の人々の生の声をお届けします。
移住までのプロセスや体験談を通じて、あなたの移住の参考になる声を届けていきます。

ふるさとテレワークについて

糸島市は、総務省が実施している「ふるさとテレワーク推進事業」の実証地域として選定されました。糸島市を中心とする糸島コンソーシアムは、都市と自然が共存するここ糸島市で「糸島スタイル」というプロジェクトを実施しています。

※コンソーシアムメンバー:糸島市、一般社団法人日本テレワーク協会、九州大学、株式会社西日本新聞社、ランサーズ株式会社

ふるさとテレワークとは、地域(ふるさと)で暮らしながらICTを活用して東京など都市部の仕事をする新しい働き方。
糸島コンソーシアムでは、従来のICTを活用した都市部の企業のテレワークに加えて、クラウドソーシングにより移住者希望者の糸島市への移住を応援するとともに、地域の皆様にクラウドソーシングの利用を提案してまいります。
>ふるさとテレワークについての参照

総務省ふるさとテレワーク推進事業『糸島スタイル』実行委員会

ITOSHIMA STYLE

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