糸島に住む、移住者とジモトの人々の
生の声をお届けします。

食育指導士

小林麻紀さん 移住者

調理師専門学校を卒業後、懐石料理教室や和・洋食の料理教室で講師を務める。
30代半ばで食育指導士の資格を取り保育園で給食や、子供たちと味噌や梅干し作りを通して、命の食と向き合う。
半農半Xが盛んな糸島へ移住後は週の半分を保育園でパート、週末は農家さんのお手伝い初め、無農薬野菜やお米の良さを発信するマルシェやイベントを企画している。

糸島では自然や人との繋がりを感じながら暮らすことができます

移住者インタビュー

移住者インタビュー!
糸島へ移住したきっかけについて教えてください

もともとの出身は東京の武蔵野市(吉祥寺)で、こちらに来る前は三鷹に住んでいました。
食関係の仕事が長く、20〜30代は懐石料理や和食の料理教室でアシスタントや講師として働き、40代に入ってからは、食育に興味が湧いて、保育園で給食を作っていました。

ところが、四年前に突然、難度の喘息と副鼻腔鼻炎を発症し、一ヶ月・一年、気がつくと三年以上、昼夜の激しい咳や鼻水で、睡眠もまともにできず精神的にも肉体的にもボロボロな日々が続きました。
振り返れば、発症し初めて間もなく、2011年の3月東日本大地震がおこりましが、もしかすると、それも一つの原因なんですかね。
そして、更に免疫力が落ちたある日、子供特有のマイコプラズマ肺炎に感染してしまい、しばらく出勤停止に追い込まれてしまいました。

その日の帰り道、ふとコンビニに立ち寄ると、糸島に出逢うきっかけとなった某雑誌があったんです。その表紙には「全国の無農薬野菜お取り寄せ特集」と記してあり、とっさに『コレだっ!』と、飛びつきました。
『普通の新鮮な野菜を使ってバランスの良い食事を取っていても、長引く免疫不全が改善しないなら、食材の大元から見直すしかない!そして一層住むところも変えてみよう!』という事で、お届け産地一覧で、いちばん西寄りだったのが糸島でした。
早速取り寄せるや否や、その一か月後には、生産者の大石ファームさんのシェアハウスに一週間泊まり込み、種まきから収穫まで体験農園をさせて頂きました。

その間、若手女性2名がそれぞれ新規就農された無農薬の野菜や果樹などの農園でも勉強させて頂きました。
その時の皆さんが、無理のない自然体で生き生きと作業される姿がとても印象的で、『これだ!自分が探し求めていた生き方は!社会的価値観だけに縛られず自分もそんな生き方がしたい!』と胸が高鳴りました。
そして、共に作業をする中で、元々はは某一流会社のサラリーマン(ウーマン)だった事や、あえて転業された熱い理由や、現代社会がかかえる問題点、また6次産業の未来など様々な話に共感し、すっかり意気投合してしまいました。
また、私自身が食(育)関連の仕事をしているのならばと、その分野で全国的先駆けとなった某保育園の園長先生や加工品を手掛けられている社長さんなど、沢山の方々をご紹介して頂きました。そこでも『命と食について』熱いお話が絶えませんでした。

こうして、糸島の無農薬野菜とその生産者との出会いをきっかけに、初めて訪れた土地とは思えない程、素晴らしいご縁が一気に広がり、滞在を終える頃にはすっかり、移住の決意が固まっていました。
私にとって糸島は、糸だけに、全ての事が人とのご縁で巡りめぐって行く場所。その繋がりも、決して息苦しかったり、面倒といったものではなく、むしろ開放的で心地良いので、自分から繋がって協力させて頂きたいなぁと思える場所で、正に愛おしい島=糸島です。全てのご縁に感謝します。

住んでみて実際どうでしたか?

想像していた「田舎」とは全然違いましたね。
実は、両親から『お前に田舎暮らしができる訳がない!隙間2cmから常に観察されている生活を想像してみろ!絶対無理だ!』と、呪文の様に言われ続けて来たので、そうなのか〜、難しいのか〜とずっと踏み止まっていたんです。
けど、実際は全然違いました!むしろ東京の方が両親や東京都民が想像する田舎の雰囲気に近いものがある様な気がします。アパートやマンションの壁伝いに、お隣さんの生活音が筒抜けで生活パターンを把握してしまいますから!苦笑!
糸島は、人生や生活の価値観を見直し(リセットした)転職組や移住組が多くて、出逢う方々皆魅力的なんです。仮面をつけて競争したり、頑張ったりする事はなくて、一人一人がやりたい事やすべき事に、ただ純粋に向き合って生きている。

そして、必要に応じて自然と協力し合う流れも魅力の1つです。私自身、平日のパート(子供達のお昼ごごはん作り)以外の週末は農村体験学校という活動で地域に密着したイベントを開催する事が多いので、特に地元の方々には積極的にアドバイスを伺います。お祭りや地域行事に参加させて頂く事もあるのですが、みなさん暖かい目で受け入れて下さるんですよね。
そんな訳で(家族や親戚・友人一人としていない糸島でしたが、)人との繋がりや距離感はとても心地よく暮らせています。むしろ東京での暮らしの方が、孤独や不安をかかえつつそれに蓋をして、無理に強がって生きていた気がしますね。

あとは、人混みや渋滞からの開放感が半端ないですね。電車や駅のホームからはみ出る程の人混みの渦、だけだったらまだ良いのですが、時に殺伐と殺気だった雰囲気、東京生まれ東京育ちの自分ですが、戻る自身はありません、笑。
海や山も、思い立ったら、すぐ気楽に行けるのも魅力ですね。関東の行楽地みたいに、やっと辿り着いた先でも人混みだらけ!という事はまず無く、どこへ行ってもプライベート空間が味わえ、気持ちが常にリラックスしていると思います。人や自然との距離感や住環境が今の私にとって最高の特効薬で宝ものす!

そして、私にとって、わくわくする魅惑的なものがもう一つ!それは、古香る不思議で原始的な神社や古墳の存在です。糸島の糸は当て字で、かつて卑弥呼が統治していたであろう伊都国が眠る場所。
糸島を初めて訪れた時から、あちらこちらで見かける度に、踊り出したくて仕方がない衝動に駆られるんです。というか、むしろ裏の森の茂みから『こっちにおいで〜あんた、ちょっと踊ってみんしゃい』と、声をかけられている気持ちになるんですよね、笑。
趣味で長年やっているバリの伝統芸能が糸島の雰囲気ととても相性が良いと思うので、関西や関東にいる仲間を招いて、森や古の精霊・卑弥呼に奉納し、また地元の方々にも喜んで頂ける様なお祭りを新しく企画できればと思います。



そうそう、あと肝心の食ですが、特に海の幸が最高です!鮮度も種類も充実し、値段も東京の1/3程と手頃です。回遊魚は一緒なのかとも思いますが、東京に比べると、気持ち的にも安心して、不安が軽減して食べられるのが本当に有難いです!!
農産物も大変充実していますが、無農薬野菜や果樹に関してはは、まだまだこれからの分野になると思うので、糸島が無農薬やオーガニックで注目される様に活動して行きたいと思います。

これから、どんなことをやっていきたいですか?

私の場合は病気をきっかけに食や住環境を見直し、糸島で人生をリセットしている訳ですが、世の中人生で行き詰まる事・悩む事は普通にあると思うんですね。
そういった時に、自分を客観的に見つめ直す為に、逃げるという意味ではなく、あえてその場所から離れる事で色々な事が見えてクリアになると思うんです。

その際、田舎で人や土の温もりに触れながら食べるごはん!は、カロリー計算では導き出せない、人の心を豊かにする命の素がたくさん詰まっていると思うんです。
(優しさの素・強さの素・元気の素・慈愛の素人や自然を大事にする素・感謝の素・素直な心の素といいますか、笑!)
そんな、本来は身近でしたが今では手に入りにくい大事な命の素が詰まった食事を、糸島に出会うきっかけにもなった無農薬野菜とその農家さん達や仲間と協力して、一人でも多くの方々にお届けしたいと思います。

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移住者Timeline

将来のこと

糸島に出逢うきっかけとなった無農薬・無肥料の野菜やお米・それを生産する農家さんが、まだまだ大変希少なので、自分のできる事ー食を通して応援をしたいと思います。
既に、イベントを立ち上げ、多くの参加者に無農薬野菜やお米の収穫体験並びに食事を提供させて頂いてますが、今後もその魅力を発信し続け、食と農をもっと身近に感じ、携わる人が増えたら嬉しいですね。
また趣味のバリ舞踊に関連したイベント・収穫祭などを開催して、食とともに糸島(田舎)の魅力をPRできたらと思います!みなさん、田舎暮らしって最高に楽しいですよ〜!

ボイス糸島とは?

糸島に移住してきた人と地元の人々の生の声をお届けします。
移住までのプロセスや体験談を通じて、あなたの移住の参考になる声を届けていきます。

ふるさとテレワークについて

糸島市は、総務省が実施している「ふるさとテレワーク推進事業」の実証地域として選定されました。糸島市を中心とする糸島コンソーシアムは、都市と自然が共存するここ糸島市で「糸島スタイル」というプロジェクトを実施しています。

※コンソーシアムメンバー:糸島市、一般社団法人日本テレワーク協会、九州大学、株式会社西日本新聞社、ランサーズ株式会社

ふるさとテレワークとは、地域(ふるさと)で暮らしながらICTを活用して東京など都市部の仕事をする新しい働き方。
糸島コンソーシアムでは、従来のICTを活用した都市部の企業のテレワークに加えて、クラウドソーシングにより移住者希望者の糸島市への移住を応援するとともに、地域の皆様にクラウドソーシングの利用を提案してまいります。
>ふるさとテレワークについての参照

総務省ふるさとテレワーク推進事業『糸島スタイル』実行委員会

ITOSHIMA STYLE

脱東京=>糸島行き。
自然共生×クラウドソーシングでつくる場所と時間にとらわれない地方での新しい働き方

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